2005年4月9−10日 林道妙義荒船線(1日目)
長野の月夜沢林道へ行くつもりでしたが
問い合わせの結果、野麦峠とともに下旬まで冬期閉鎖。
群馬の林道妙義荒船線へ。
朝8時出発。
R17−(高崎)−R18で横川へ。
11時30分、横川駅着。
妙義荒船線は、少し手前で南下ですが
時間的に余裕があるので
軽井沢に寄ってから戻ってきます。
横川駅に、多数の廃車両。
後ろの青い車両はEF63系といい
長野新幹線開通により1997年廃線となった
信越本線碓氷峠(横川〜軽井沢)専用の
強力な電気機関車なのだそう。
この駅に来た列車は、これに連結されて
碓氷峠を越えて行きました。
峠の釜めし・おぎのや本店前にて。
向こうに横川駅の駅舎。
本店ですが、観光客が押し寄せるわけでもなく
淡々と営業中。
駅を挟んで反対側、おぎのや横川ドライブイン店。
こちらは観光バス・乗用車・バイクが
多数駐車され、混雑しています。
そしてR18で軽井沢へ向かう。
碓氷峠までの区間には、廃線となった鉄道の遺構が点在。
これは碓氷第三橋梁、通称「めがね橋」。
国の重要文化財に指定。
横川駅から10kmほどです。
他にもいくつかあります。
その橋の上に立ってみました。
8年という年月は、短いのか長いのか・・・
群馬県(松井田町)と長野県(軽井沢町)の県境、碓氷峠にて。
むこうから来ました。
あと3kmほどで軽井沢駅。
軽井沢駅にて。
こちらは北側です。
駅の南にプリンス・ショッピングプラザ。
アウトレットモールです。
小奇麗な人たちで、とても賑わっています。
カブに銀マットなどを積んだ私は
完全に浮いていて、もはや不審者。
当然、散策・買い物はせず。
中央はアディダス、右はナイキのショップ。
ショッピングプラザの西に、南北に走る道路。
その途中に「プリンス通り」という標示板。
そちらの通りを進んでみます。
入って1km少々、ゴルフ場を過ぎた辺り。
どうやら軽井沢プリンスホテル(南館)に
由来する名前だったようです。
この南館は3階建てと低く、造りも上品さが漂う。
さらにお子様はお断りだそう。
ここで14時。
そろそろ妙義荒船林道へ向かわないと。
ということで、碓氷バイパスにて横川へ戻ります。
松井田町入山、入山川に架かる入牧橋にて。
ほぼ碓氷バイパス沿い。
カシミールで確認する限り、妙義山ではなく
「御岳」「丁須の頭」あたりのようです。
そして横川駅まで戻り、R18を更に3km進む。
セーブオン松井田バイパス店があり
その手前の信号で曲がります。
「国民宿舎・裏妙義」の看板も目印。
妙義湖を過ぎた先、R18から7kmほど。
林道妙義荒船線との分岐を右折したところに
国民宿舎・裏妙義があります。
国民宿舎との分岐、林道妙義荒船線側。
ここが起点(終点)なのか確認できませんでしたが
ゲートがあり、道も細くなっていて
ほどなくダートが始まります。
便宜上、ここを「入口」とします
ダートが始まります。
路面は荒れ気味で、フラットとはいい難いです。
入口から2kmほど。
星穴岳登山口が左に見えます。
滑落死亡事故が絶えないようで
慰霊碑あり、登山禁止の看板あり。
星穴岳登山口を過ぎて、先へ進んでいます。
やはり荒れ気味の路面が続きます。
入口から3.3km、中木沢橋。
チョウが道の真ん中にいたので小休止。
その先も荒れた感じの道が続きます。
入口から5.5kmほど。
短い区間ですが道が細くなってきます。
そして、すぐ先で北東へ一旦大きく切り返します。
切り返した先にコンクリートの壁がある区間。
これも数十mといった短いものです。
この先で、また曲がり、元の南西方向へ。
路肩が崩れています。
妙義荒船線では普通、ということを知るのは翌日。
入口から7.5km、奥中木沢橋。
フックに掛けていた買出しのコンビニ袋の底が
路面の石との接触で破け、中身が無い。
そして、落し物拾いの旅に出る。
1kmも走らないうちに、無事拾い終えました。
橋の少し先で、山が少し崩落。
さらに少し先では木が倒れて、こんな感じの風景。
廃道テイストが漂います。
この先、抜けられるのか心配です。
奥中木沢橋から数百m、入口から8.5kmほど。
ゲート、その先に妙義トンネルがありました。
カブの左に「道路欠壊・交通止」の看板。
今来た道の事らしく、一安心。
しかし、トンネルを出て、いきなり怪しげなんですが・・・
ほんとに抜けられるのでしょうか。
トンネルから先は下りとなります。
そして、すぐに何やら広そうな場所が。
入口から9kmほど。その場所に着きました。
直進は妙義荒船線が続きます。
左に下ると林道中之岳線(終点)です。
この先の妙義荒船線のどこかで寝るつもりですが
まだ日が沈むまでに時間があるので
一旦、中之岳線を下ります。
下り始めて間もない路面の様子。
分りにくいですが、道に沿って
水の通り道のような溝があります。
時にクロスして、ちょっと走りにくい。
ここも画像中央付近に溝が続いています。
その溝に石が集まり、筋のように見えます。
林道中之岳線に入って1.5km。
土砂崩れが、その後の往来のお陰で
道となりつつあります。
入って2km。
右手に用途不明の広場がある場所で
ダートが終わります。
画像でも見えますが、舗装路の直前に
段差ができていたので
スピードの出しすぎに注意。
ダート走行中に携帯水パック(プラッティパス)が
落下し、満タンで重かったこともあり破損。
キャップをしていますが、裂け目からジョボジョボとこぼれる。
これはダメだ、ということで町へ水の買出しに。
舗装路を、更に下ってゆく。
舗装路部分は路面は滑らかなものの
砂利や石が部分的に落ちています。
要注意です。
舗装路を3.5km。
中之岳線に入って5.5km。
また、ここからダートです。
林道は直進・下っていきます。
右の上のほうにある看板は
先は砕石場で、危険・立入り禁止との文言。
ゲートもあります。
ダート再開から0.9km。
上ノ入橋にて。
道はこんな様子です、ということで。
橋から0.9km。
終点からだと7.3km。
こちらが中之岳線起点です。
県道196号上小坂四ツ家妙義線に合流します。
左折で妙義神社・妙義山方面。
右折でR254方面。
このあと、R254沿いのセーブオン下仁田小坂店にて
水などを買って、また林道中ノ岳線を戻り
妙義荒船線の先へ進んで寝床探し。
今日の寝床はここに決定。
この道は妙義荒船線。
その脇の、ちょっと傾斜を下った先のスペース。
(中段右にカブがいます)
土質が柔らかく、翌日、傾斜を引き上げるのに苦労。
カブ・ハンモック・荷物。
真っ暗になってから、遠くも近くもない距離で
「ザッ、ザッ、ザッ」と人が歩くような音が
時間をおいて何度も続く。
不思議なことに距離が一定。
そのうち寝てしまったので、よく分かりませんが
正体が気になります。
zzz・・・
1日目走行距離:239km