2004年12月23-25日 白川郷・五箇山&なぎさドライブウェイ(前編)
23-26と奇跡的に4連休がとれ
念願だった岐阜「世界遺産の合掌造り集落」と
石川「観光バスも走る砂浜・なぎさドライブウェイ」へ。
余裕を持った日程だったので
のんびり走ることができました。
朝7時30分出発。
まずはR20をひた走ります。
12時30分。
約200km、長野県塩尻市の高出交差点にて。
R20終点。
36゜07’08.80”
137゜57’37.26”
東京・日本橋起点からの全長は225km。
このあとR19〜R158にて上高地・乗鞍方面へ。
松本市のR19とR158の交差点、「渚1丁目」。
陸のド真ん中にあるのに、趣のある名前です。
街なかにある、普通の交差点です。
「渚1丁目」から西へ約70km。
安房峠へ到着。R158の旧道は
「16年11月12日から17年5月まで」
冬期閉鎖だそうです。
36゜12’24.72”
137゜36’10.41”
隣に有料の安房トンネル。
こちら側に料金所はなく、抜けた後で知りましたが
自動車専用道のため、125cc未満は通行できません。
制限速度は60kmなんですけどね。
安房トンネルを抜けた平湯料金所にて。
無人の為、「料金は600円です」と機械にいわれただけ。
そのまま払って出て来ました。
看板を見ると、「中部縦貫道(安房峠道路)」とあります。
料金所を抜けて数百メートル。
左手に「乗鞍スカイライン」の入口。
冬期閉鎖中。
36゜10’56.43”
137゜32’40.91”
2002年までは国内最高所・標高2,702mを
自家用車で走ることができました。
平湯峠を過ぎたあたりだったでしょうか。
電光表示板に気温−4度というのを見かけました。
それが今回のツーリングの中での最低気温。
安房峠から西へ70km程度で高山へ着きました。
JR高山駅にて。
36゜08’28.48”
137゜15’06.15”
飛騨高山といえばラーメン、と個人的に思い込んでいたので
コンビニに入ってガイドブックを立ち読みするも
特に記載がなく、後ろ髪をひかれつつ高山を出る。
このあと、R158〜R156で白川郷へ。
路面は凍結はなく、たまに雪が路上に撒かれている程度。
明るいうちなら特に問題なさそうです。
御母衣湖付近で雪に覆われつつある景色となり
豪雪地帯に入ってきたことを感じます。
高山から約100kmほど。
17時過ぎ。
白川郷・五箇山に点在する合掌造り集落の中で。
もっとも南に位置する萩町合掌集落に到着。
合掌造り家屋の窓から漏れる明かり。
手持ちで撮影したので、ブレブレです。
集落内にある「白川郷の湯」にて。
もう暗く、雪も降り始めていて、寝床探しを最優先し、入らず。
7時−21時とのことなので、翌朝寄っておけば良かった。
付近の林道のような道を登って行くと
テント設営にうってつけの場所を発見。
今日はここで寝ます。
1日目走行距離:387km
zzz・・・
深夜2時半頃、重機の音で一度起きました。
集落で除雪作業でもしていたのでしょうか。
ここは少し離れていて、まだマシでしたが
住民はうるさくてたまらないのでは?
朝起きたら、少し雪が積もっていました。
持参の気温計で気温は寝る前(21時)も起きた時(7時)もマイナス2度。
冬対応のシュラフなら、何の問題もありません。
萩町集落を見渡せる場所があるかなと
テント設営地から登って行ってみました。
こんな場所に出ました。
坂の下に道らしきものがあるのですが
戻る羽目になっても登ってこれそうにないので
ここで引き返し、町のほうへ出る。
この場所から戻るのにも押しが入ってしまいました。
設営地と集落を結ぶ道は、こんな感じです。
林道なのでしょうが、名称は不明です。
地図でも道の表示はありませんでした。
萩町集落・民宿「幸エ門」の脇にて。
国の重要文化財、和田家住宅。
白川郷で最大級の規模で、名主の家だったそうです。
内部を見学できます。
町の北側の高台にある「萩町展望台」の駐車場にて。
36゜15’46.93”
136゜54’28.97”
展望台より、集落を一望できます。
R156を北上し、五箇山方面へ。
町を出てすぐ「道の駅・白川郷」
道の駅から約12km。
椿原橋にて。
湖上にノスタルジックな橋があります。
旧道でしょうか?
その橋を歩いてみました。
入口は両端とも鉄パイプが溶接され
車・バイクの進入はできません。
名称不明。
「近代」な感じがいいですね。
36゜18’48.62”
136゜53’36.51”
このあと橋を渡るごとに、岐阜県と富山県が7回も入れ替わる
珍しい区間を走り、富山県へ入ります。
椿原橋から約18km。
五箇山エリアに入ってきました。
旧上平村(先月に合併し南砺市に)の岩瀬家住宅前にて。
国指定重要文化財です。
合掌集落ではありません。
36゜22’51.62”
136゜52’15.68”
岩瀬家住宅より約6km。
越中五箇山菅沼集落にて。
36゜24’13.56”
136゜53’13.61”
菅沼集落より約8km。南砺市上梨。
国指定重要文化財・村上家住宅前にて。
合掌造りの家屋の中では、最も有名なもの。
ここも集落ではありません。
36゜24’37.83”
136゜55’52.02”
R156からR304へ入ってきています。
村上家から約7kmで、越中五箇山相倉集落。
合掌集落としては白川郷・五箇山のなかで最も北側にあり
南からのアクセスだと最後の集落になります。
36゜25’39.06”
136゜56’13.73”
ここは集落の入口にて料金を払います。
バイクで100円、車で300円です。
相倉集落にて。
雪の降ったかやぶき屋根が日に照らされ
もうもうと湯気を立ち上らせていたのが印象的。
相倉集落からR304で約6km。
五箇山トンネルの前にて。
36゜26’47.94”
136゜55’44.21”
ここだけは雪が路面全体に広がっており
注意を要する場所でした。
ちなみにチェーン・スパイクタイヤとも
今回のツーリングでは使用せず。
五箇山トンネルは日本の道百選の1つです。
ということで、周りの風景をば。
うーん、普通。
トンネル自体が百選なのでしょうか?
R304のここらは「フラワーライン」というらしい。
フラワーラインと聞くと、南房総を思い浮かべてしまいます。
その碑がある駐車場より、小矢部市方面を望む。
五箇山トンネルを抜けて約4.5km。
向こうの山は医王山?
R304福光町の「道の駅・福光」にて。
36゜33’58.03”
136゜51’43.67”
地図を見ると、目指す富山市から
どんどん離れていくことに気づく。
東へ方向転換。
五箇山トンネルから約70kmほどで、富山市内へ。
路面電車が走っています。
信号待ちの時、2両並んでいたのでパチリ。
JR富山駅にて
36゜42’03.90”
137゜12’45.76”
目指すなぎさドライブウェイを遠回りして
富山市へ立ち寄ったのは、「富山ブラック」を食す為なのです。
JR富山港線・越中中島駅の西、西町大喜中島店。
36゜43’16.02”
137゜13’25.78”
中華そば小(=並)600円。
ブラックという名のとおり、濃い口の醤油がベースで
粗挽き胡椒も振られ、スープは黒に近いコゲ茶色。
おかずラーメンという位置づけであり
かなりしょっぱいので、スープまで飲む気にはなれません。
しかし、太い縮れ麺は個人的には好みですし
チャーシューなども厚く、600円という値段は妥当に思います。
一風変ったラーメンとしてはおいしいので
富山に来たら、一度いかが?
このあと、なぎさドライブウェイを目指し、R8を西進してゆきます。