2004年10月16-17日 小武川林道・鈴嵐林道・チロル(後半)
後半は2日目の小武川林道・御座石鉱泉との分岐から
御座石鉱泉方面へ進みます。
最初はこんな道です。
空の開けた、緩やかな上り。
やがて、木に囲まれ、やや勾配の増した道になります。
(画像は帰り道、下っています)
小武川林道から御座石鉱泉方面に入って2.7km。
御座石鉱泉に突き当たる。バイク・車はここまで。
35゜43’24.23”
138゜21’05.49”
先は鳳凰三山(薬師・観音・地蔵岳)登山道。
JR韮崎駅からのバス停あり(山梨中央交通)。
で、御座石鉱泉手前約100mの所に
林道御座石線の起点があり、そちらへ入ってみます。
路面は、全舗装。
きれいな舗装ですが、周囲が怪しげですね。
約3kmで御座石林道終点。
同時に、接続する精進ヶ滝林道側が通行止。
35゜43’38.44”
138゜20’30.62”
通行止の地点から、徒歩にて入ってみました。
舗装工事なので崩落等はありませんが、やや荒れ気味。
通行不能区間は約800m。
小武川林道の分岐へ戻り、小武川林道を進む。
分岐より1.6km、小武川7号橋にて。
ややレトロな造りが、風景によく合います。
柵部分のパイプは、錆びてボロボロ。
35゜43’28.55”
138゜21’57.33”
同じく小武川7号橋にて。
橋の先から伸びるダートも、いい感じです。
御座石鉱泉との分岐から約2.3km。
林道小武川支線との分岐にでます。
35゜43’17.51”
138゜21’56.08”
画像の左手に進めば本線で
林道御庵沢小武川線(の途中)・鈴嵐林道・R20方面となります。
ひとまず右の小武川支線へ進みます。
小武川支線に入って約1.8km。
小武川林道八号橋にて。
段々になった水路。
そこから300mほどで青木鉱泉との分岐になります。
まずは右折し、青木鉱泉方面へ。
すぐに青木橋があります。
幅広で、白く、新しい橋。
これまでの風景を考えると、やや不自然。
青木橋から600mほど、青木鉱泉で行き止まり。
35゜42’49.04”
138゜21’11.40”
先は敷地内のようなので、ここで引き返しましたが
HPをみると、綺麗にまとめてあり
建物も和風で味わいのある感じ。
小武川支線の本線(変な表現)に戻ります。
青木鉱泉との分岐から約3.2kmの所。
左脇に、このような広場があったので降りてきました。
目の前は燕頭山(つばくろやま)です。
35゜42’13.96”
138゜20’57.31”
地図を見返すと、100mほど先に、右方向へ林道の分岐があったようなのですが
通行時は気付きませんでした。カシミール上では4km強の長さがあるよう。
ドンドコ沢のそばを走っている様なので
趣のある場所かもしれません。
広場から約1.8km。青木鉱泉との分岐からだと約5km。
岩場の上を走り、川を越えていきます。
35゜41’48.82”
138゜20’45.39”
既に小武川支線の終点の先のようです。
直前にゲートがあり、そこが終点だった?
秋ですねえ
山肌を覆っているモルタルが
剥落していました。
さらに約1.7km進んで、丸沢第五ダムで行き止まり。
結構大きなダム。
中段右の壁前にカブがいるので
大きさを比較して見てください。
35゜41’22.70”
138゜20’37.08”
ダムを背にして振り返ると、こんな風景。
生えている植物が、荒涼とした雰囲気を醸し出す。
広々としたスペースで、人も来ず、落ち着ける場所です。
小武川支線から小武川林道へ戻り、更に約3.5km。
鳥居峠付近。林道小字沢線の起点があります。
35゜42’42.67”
138゜22’46.88”
案内板上では、延長約5.5km。
2.5km付近で林道御所線が分岐し
終点からは県道甘利山公園線に接続。
県道甘利山公園線は
林道御庵沢小武川線にも繋がるようです。
立ち寄らず。
小武川林道を更に約3km進むと
林道御庵沢小武川線と交差します。
案内板では、小武川林道はここで終点のよう。
名称は不明なものの、国道20号方面へ
そのまま道は続いています。
35゜42’13.12”
138゜23’31.17”
小武川林道終点から約1.3km。
林道鈴嵐線(終点)がありました。
35゜42’23.26”
138゜23’54.06”
細めのダート・下り坂で始まっており
もう今日は遠慮したい気分でしたが
「鈴嵐」という語感と、「嵐」という字に負けて
入ってみました。
入って1kmほどで、富士山と池が見えます。
同じ場所から林道の様子。
クッと曲がって、その後直線なのが印象的。
上記地点から約1km。
細く、薄暗い。
中盤は、路面が結構荒れています。
それなりの勾配もあるので、下りは要注意です。
道も細いので、車同士の行き違いは困難でしょう。
35゜41’40.25”
138゜24’13.82”
木々に遮られ、GPSの電波状態が悪く
正確な位置はわかりませんが
入ってから約4km。
清流に沿って走る箇所が出てきます。
湿った路面、薄暗く細い道とあいまって
幽玄な雰囲気です。
小さな橋で清流を越えます。
このような橋が
2,3箇所ありました。
滝があります。
名称は特に無いようですが、結構な流量。
ここもGPS使えず。
入口から約5km。
鈴嵐林道起点の看板とゲートがあります。
ここもGPSダメ。滝から数百mの地点です。
しかし、案内板には起点とあるものの
その地図では3.5km以上先から
鈴嵐林道が始まっています。
どっちが正しいのでしょう?
上の場所から1.3kmほど。
林道を横切るように水が流れています。
これは良くある風景ですが
その流れる路面が石畳になっています。
珍しいですね。
石畳のところから700mほど。
路面全体に水が流れています。
麓に出てきたのに、また中盤のように
荒れている箇所が一部ですがありました。
位置的には武田八幡宮の北あたり。
約7.8kmで、この交差点に出ます。
35゜42’30.27”
138゜25’15.01”
右には消えかかった林道名の表示板もあります。
しかし、ここも起点ではないようです。
600mほど先の、右折のある交差点付近が
起点のようです。未確認。
この後、国道20号に出て東京方面へ。
マクドナルド石和店のドライブスルーで
バーガー2個・ポテトL・アイスティーL・マックシェイク購入。
やたら行列しており、店内で買ったほうが早かったかも。
なんか高いなと思ったら、頼んでいないカフェオレが2個も。
そばの笛吹川のほとりで、河原の石に座って食事。
うーん、のんびりとした時間。
35゜38’48.41”
138゜38’28.33”
このあとR20大月付近で、走行中にリザーブに切り替えるも
そのまま車の流れに乗って走り続けていたら
いつの間にか忘れていました。
そして不幸な結末に・・・
はい、和田峠でガス欠。最悪!
この状況の悲惨さは通ったことのある人でないと
わからないと思います。
麓の小沢酒店で気付くも、戻ってもGSはかなり先で
辿り着けるか微妙。賭けに出るも、この始末。
登りは軽量なカブといえどかなりきつい。
キャンプ道具一式も積んでるし。
50mくらい押して、ハーハー、ゼーゼー、ガクガク。
これを何度も繰り返す・・・
ようやく和田峠頂上へ到着。
30分かけて約1km押し登ってきました。
売店前ですが、真っ暗闇。
で、ここからはダウンヒルなので楽な筈なんですが。
外灯ひとつ無く、坂も急で、狭いのでかなり危険。
しかし、どうなるものでもないので出発、と駆け出したとたんに
白の250ccスクーターの男性が通りかかり「大丈夫?」。
「大丈夫です」とは言ったものの
何も言わず、先導してくれました。
おかげで惰性ながら40km近く出せました。
頂上から5kmほど下った小さな交差点近くで
平坦になり離れだしたので
お礼を叫んでお別れ。
本当に助かりました。
頂上から下り始めて約6km。
上恩方町の老人ホーム「恩方ホーム」前にたどり着き
ここら辺ならタクシー来るかなと
iモードでタクシー会社を探すも
各社拒否のため、また先へ。
で、更に3.5kmほど進んだ突き当りのT字路のところに
小川商店という雑貨屋があり、栄養ドリンクと水分を補給。
35゜40’17.09”
139゜12’39.19”
店のおばあさんに、ここで呼べるタクシーを聞くと
高鉄交通が来てくれるよ、ということなので電話。
小川商店のおばあちゃん、色々ありがとうございました。
15分程度で来てくれました。12km先の八王子市西寺方町のエネオスで
燃料ボトルに1.4L給油してもらい、戻る。
タクシーの運転手さんからも色々な話が聞けました。
タクシー代5,140円、ガソリン代(1.4L)200円。
3,814円/Lの超高級レギュラー。
ボトルあるなら最初から入れとけ、というツッコミもあるでしょう。
ごもっともでございます。
おがわ商店のすぐそばに、西東京バスの
「関場」バス停があったのですが、バスでは待ち時間を含めて
かなりの時間を要すと思われたのでパス。
今回は2日間で400kmと比較的短距離でしたが、倍くらいの疲労感。
また、色々と他の人に助けていただいた旅でもありました。
走行距離:403km
撮影枚数:861枚