2005年2月5−6日 廻り目平キャンプ場

一度、雪中キャンプをやってみようと
雪があり、1泊2日でのんびり行ける距離の
キャンプ場を探しましたが、ほとんど閉鎖中。
そんな中、大弛峠の麓の廻り目平キャンプ場(標高1570m)が
冬期無料開放との情報を得て、行ってきました。

寝過ごして10時30分に出発。
雁坂トンネル周辺の状況も見たかったので
行きは、R299−秩父−R140−石和−R20を利用。


中津川ループ橋(愛称:雷電廿六木橋)の休憩所にて。
トイレは冬期凍結の為、閉鎖。
駐車場もこんな状況です。


14時、埼玉と山梨をつなぐ雁坂トンネル
ここまでのR140の路面は、雪や凍結はありませんでした。
まあ、こんな時間ですから。
2003年11月29日は・・・


雁坂トンネル内。
後続車がきたので駐車帯へ退避。
そこの壁を見ると、ちょうど県境でした。


トンネルを抜け、山梨側。
こちらは雪が20cmほど積もってます。
ただし、路面の方は全く問題ありません。


トンネルを出て、R140を6kmほど南下。
広瀬湖
凍った湖上一面に雪が降って、真っ白できれいでした。
35゜50’27.75”
138゜45’51.04”

時間的に厳しくなってきたので
この後、キャンプ場まで
ほとんど写真はありません。

この後、石和にてR20、韮崎よりR141(清里ライン)で北上。
過去の記憶がごっちゃになり、大弛峠方面へは
小海から西に進むものと思い込んでいました。
それは、ぶどう峠(県道124号)を通って
R299−秩父へ帰る時に利用している道でした。
日が暮れ始めて焦っていたのと
何度か来ていたので過信し
地図を見なかったのが間違いでした。


ココハドコデスカ?
県道2号川上佐久線「南相木いいとこまっぷ」の前にて。
県道124号との分岐を過ぎて少しの所。
17:50
この地図に廻り目平の記載がないことで
この道が間違いである事に気付く。
正確には、馬越峠を越えて抜けられますが
この時期・この時間では、ちょっと・・・
36゜03’24.43”
138゜30’31.12”

で、R141へ戻り、小海から海ノ口まで南下。
往復で40km以上無駄に走る。
ようやく県道68号に入るも佐久広瀬駅周辺で、また迷子。
その後、東進。
途中で右折し南下、廻り目平・大弛峠方面へ向かう

南下して11kmで、大弛峠と廻り目平の分岐。
ここまでの道は、中間辺り(5km過ぎ)から圧雪路でした。
フラットにならされており
ノーマルタイヤで問題なく走れました。


分岐から2kmほどでキャンプ場ですが
そこまでの区間は、それなりに傾斜があります。
19:30
中盤辺りで登らなくなり、チェーン装着。
静寂の山の中で、アイドリングは迷惑かなと
ランタンの明かりで作業しました。

そしてキャンプ場に隣接する金峰山荘に辿り着いたのですが
山荘前からは雪が30cmほど積もっていて全く進めず。
暗闇で、キャンプ場の場所もわからないので
やむを得ず山荘前にテントを設営しました。


積もる雪を足で避けて、何とかテントのスペースを確保。
それでも10cm以上雪の上です。
下が舗装なのか、ペグが打ち込みきれません。
風もないので、半端に打ったペグ1つだけで設営。
その為、前室もありません。
星がきれいです。


星。

zzz・・・

1日目走行距離:280km


翌朝。
うーん、気持ちよく寝られました。
鎌ヶ池での牧草に次ぐ快適さです。
(画像は8:30頃のものです)
雪の上で寝ていると、体が徐々に沈み込み
どうなる事やらと心配しつつも寝てしまいましたが
多少沈み込んだ後は、溶けた雪が凍結し
体にフィットした形で安定するようです。


起きたのは5:30。
気温はマイナス17度。
テント内に置いた2Lの水も、7割ほど凍っています。
野菜ジュースは、微妙にシャーベットながら大丈夫。


設営場所と金峰山荘との位置関係はこんな感じ。
目の前です。
35゜54’32.31”
138゜38’31.34”


金峰山荘・廻り目平キャンプ場入口の様子。
過去の画像と見比べると、ゲートの機械が
シートに覆われ開放されているのが分ります。
2004年6月13日は・・・


山荘の裏側のほうへ歩いてみました。
歩くたびに膝まで埋まり、かなり体力を消耗。
この広いスペースは駐車場。
ハイシーズンは、すさまじい混雑らしいです。
向こうの林の中がキャンプ場。
スノーシューがないと、キャンプ場まで
行くだけでも大仕事です。
中段左手の案内板まで行って、引き返しました。


ひとつ上の画像の、右手のほうの様子。


こちらは駐車場に隣接する水場。
奥の建物はシャワーハウス。
共に冬期は使用できないらしいです。
寄ってないので未確認。


広場で踏み込んだ足を撮ってみました。
ちょうど膝の所(約50cm)まで埋まります。
再度踏み入れると更に沈みます。


テントに戻って撤収作業。
1個のみ打ち込んでいたペグが
ゴムハンマーで叩いても全く抜けず。
蹴飛ばして抜きましたが、曲がっていました。
どんな刺さり方をしていたのか謎です。
スノーピーク製のソリッドステーク30という強靭なペグで
地面を選ばないので、愛用してきた一品。


出発前に一枚。
陽に照らされた山荘が鮮やか。


キャンプ場から、川上牧丘林道との分岐までの道。
昨晩この付近でチェーンを着け、そのままなので
走行に問題はありません。


川上牧丘林道との分岐に来ました。
35゜55’01.36”
138゜38’52.31”
「全面通(行止)」の看板の向こう側が林道です。
無論、冬期通行止。
看板手前には雪が盛られています。
2004年6月12日は・・・


分岐から1kmほど北です。
一面雪に覆われているも
走行に支障はなく、気分爽快。


更に1kmほど北。
幅広く、きれいに整えられた圧雪路。
凍結していないので走りやすい。


県道68号に出て西へ。
13kmほど走ると、ナナーズがあります。
35゜58’15.76”
138゜34’00.27”
この脇に道があり、道なりに18kmほど走ると
野辺山駅のすぐ北で、R141に出ます。


JR最高所の駅・野辺山駅にて。
この時期は、人がほとんどいません。
やはりカブは親しみやすいのか
ここで2人の人に声を掛けられる。
他所でも、何度か話しかけられました。
2004年5月1日は・・・


前に来たときに気になった
巨大アンテナの方へ行ってみました。
国立天文台・野辺山宇宙電波観測所
左が守衛所で、バイクはここまで。
無料で見学できます。
受付をして、パンフレットをもらって入場。
35゜56’26.65”
138゜28’01.76”


これが巨大アンテナの正体、「45m電波望遠鏡」
1981年12月完成、三菱電機製。
少しずつですが、アンテナが動いています。
観測対象などの詳細は観測所のHPでどうぞ。


ミリ波干渉計とのこと。
ゆっくりと回転しています。
同じ向きに並んでいるので、モアイ像みたい。


直線距離にして観測所の西北西2.5km。
「日本鉄道最高地点」の碑
2004年5月1日は・・・


そばに「JR鉄道最高地点」の標柱
2004年5月1日は・・・


上記の2つの間にある踏切にて。

このあと、以前訪れた場所を目指して
八ヶ岳牧場周辺を1時間半ほど彷徨うも
結局、見あたりませんでした。
ポイントデータをGPSに移しておけば、と後悔。

以下3枚は、迷走中に撮った風景。
八ヶ岳牧場の東の道は、どうも分りにくいです。


付近の道は、行き止まりでない限り
このように除雪されています。


奥秩父連峰(国師ヶ岳・朝日岳など)
八ヶ岳とは反対側になります。


目指していた場所が見つからず
やむなく、代わりの場所で八ヶ岳と。

このあと、ローソン野辺山店に立ち寄り、軽く食事。
テントで凍ったミネラルウォーターのペットボトル
溶けたら飲もうと持ち歩いていましたが
全く溶けないので、ここで捨てました。
野辺山を発った13:30の時点で、気温マイナス5度。

R141−R20で東京へ


15:30
道の駅・甲斐大和に雪があったので立ち寄り
お土産を買って帰る。

2日目走行距離:217km

総走行距離:497km
撮影枚数:588枚

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